旅先の部屋で、
ふっと力が抜ける瞬間ってないですか。
部屋に入って、荷物を置いて、
ベッドやソファに腰を下ろしたとき。
寝る前の静かな一瞬。
静かで、 光がやわらかくて、
なんだか呼吸が深くなるような感じ。
気を張らずに過ごせそうな空気感や
素敵だなぁと思う設えを見たとき。
宿選びをするときも
若い時と少し違う視点で探しているように思います。
どんなところに泊まりたいかが
旅の中の宿のウェイトが大きくなってきている。
そこで思うのは
「旅は非日常、家は日常。」と切り離なしてしまうのは、ちょっともったいないということ。
部屋でどんな気分で過ごせたか
そこで感じた感覚は、住まいづくりのヒントになることがたくさん。
立地や景色、建築構造の特徴など、マネできない要素もあるとしても、
たとえば 、
・整った部屋で寝る心地よさ
・時間の流れがゆるやかに感じられたこと。
・朝、起きた時の気持ちがいい感覚
そういった心地いい体感を、もう1段階具体的に掘り下げてみる。
・カーペットの柔らかな踏み心地からくる安心感。
・点在する照明の中で過ごすゆったりとした心地よさ。
・部屋全体の色の組み合わせ方やトーン。
緊張がほどける理由がちゃんとあります。
強く主張してくるわけではないのに、 なぜか落ち着く。疲れない。
そこには静かにインテリアの力が働いています。
リノベーションなど家やインテリアの見直しを考え始めると、
動線や収納、設備の機能など、現実的な使い勝手に意識が向くのは自然なことだし、それはとても大切な視点。
そのうえで、
一日のどこかに
部屋のお気に入りの場所で
ゆったりと過ごす時間のための景色を用意してあげる。
日常にそれを取り入れる意識して、仕組みつくっておくことで、暮らしの満足感は大きく変わっていきます。
旅先で感じた落ち着きは、
特別な空間だから生まれたんだ。と終わらせないで、
自分の感覚にどのようにフィットしていたんだろう。
と思い返してみたり、
これからする旅もそういった視点でみてみると、いままで気づかなかったことに気づけ、好循環が生まれます。
意外と小さなことで、すぐできることもあるんですよね。
50代からの住まいは
何かと「これからに備えておきたい」の心理が働きがちだけど、
旅の記憶の心地よさを自分の家に重ねていく「自宅ホテル化計画」も織り交ぜていくと、楽しくなってきませんか。
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50代からのインテリア通信」を編集したものです。
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