家がなんだか落ち着かないのは
必要なモノ、使えるモノばかりに囲まれているせいかもしれない。
生活に欠かせないモノ、
毎日をラクにしてくれて、時間を生んでくれるモノ
便利グッズ、機能的な道具
だけど、
それで得た時間も何某詰め込んでしまって、
結局、疲れるルーティンになっている気もする。
時間に追われる子育てが一段落し、だんだんと効率的で、簡単便利を求めなくなってきたら、詰め込みをやめて、時間を味わうのもいい。
眺めてるだけで幸せになるアートを部屋に飾ってみるのはどうだろう。
アートのある暮らし
話をする前にすこし自己紹介。
私は長らく住まいのインテリアをコーディネートする仕事をしてきました。
美大出身で作品製作をしていていた経験がありますが
就職後はアートと少し距離を置き、
実際に使えて役に立つ「商品」に携わってきました。
アートとデザイン、似ているようで違う世界。
しかし、頭の隅でアートの存在にずっと助けられてきたように感じます。
企業内でしていた仕事から独立したことをキッカケにアートの取り扱いやマーケットを勉強し、アートの購入のお手伝いや、空間とのバランスをみるサポートもするようになり、お声を聞いて、思うのです。
アートの知識の有無に関わらず
アートがある暮らしは日常の中でふと豊かさを感じさせてくれたり、
気持ちをいい状態にしてくれたり、寄り添って声をかけてくれたり、展覧会でみているのは断片だと気付かせてくれます。
-作品を探すことは、恋人探しに少し似ている?
はじめてのアート探し。
「家にアートを飾ってはみたいけれど、敷居が高いし、どんなアートを選べばいいのかも分からない。」
とよく耳にしますが、
分からなくても全然いいし、
いや、わからないからこそ
面白がって踏み入れてみる楽しみがあるというもの。
私の場合は、分かる分からないは横に置いて、じぶんから目線で感じてみるようにしています。
いいな、好きだなと思う作品には
自分の大切にしていることや好きなことが映し出されていますから、
もし「私って、何が好きなんだろう。」と分からなくなっているとしたら(アートそのもののことじゃなく、生き方とかも)アートに触れることで見えてくるものがあるといえます。
ひとくちにアートといっても
様々な作品があって、それはそれは星の数ほど存在します。
そんな中で、飾りたい作品を探すことは、恋人探しに少し似ている。私はよく、そんなふうに思います。
探したからといって逢えるとは限らないし
探していなくても、出逢ってしまう時もある。
だからといって、何もせずに待っていては、いつ逢えるかわからないので、
ギャラリーやアートイベントなどに足を運んでみて、
自分の好みの傾向やプライス感など、少しの間、感覚を育ていくのがおすすめです。
探しながら、いざ出逢ったときに迷わず買えるように。
買って後悔しないために。
心が震える出逢いは、唐突にあったりするので直感的に好きだと思っても
プライスの相場感や出せる予算が掴めてなくて決められなかったり、
あれこれ迷っているうちに他の人が買われてしまう。というのはよくある話。
という私も、
気になる作品を頭の中で保留していて
いざ決意した時にはもう売れてしまっていて後悔したことがあります。
商品なら注文すれば大抵手に入りますが
アートはそうもいかないのでタイミングというご縁があり
ピンときた時、決める。が鍵。
そして、ご縁あって家に迎えることができたなら、思わぬ楽しみが待っています。
それは、朝夕移ろう光で変わる見え方だったり
自分の調子によって違うふうに語りかけてくれることだったり
美術館やギャラリーで見るのとは違う異次元の楽しみ。
アートを探すときのポイントを挙げるなら
大きく分けて、視点は2つ。
・条件で選ぶ
・直感で選ぶ
<条件>を6つの動機であげると
・部屋にアクセントカラーが欲しい
・ぽっかり空いた壁が寂しい
・好きを飾りたい
・好きな作風・手法がある
・季節感を演出したい
・プライス
<直感>
これはもう理由なんてなくていいですね。
出逢った瞬間に先に書いたようなことがスッ飛び
「うぁ〜〜好き!欲しい!」と思う作品に出逢えたら、それはもう運命。
・キュンキュンした
・じわ〜〜っときた
・突き動かされるような衝撃
・大切にしている初心に戻れる
・あのシーンが思い出される
・勇気が湧いてくる
・自分の信念と重なる
言葉にできても、できなくても「出逢ってしまった。」と思ったら、あなたにとってプライスレスな作品。
買うか、買わないか。市場価値は置いておいて、自分との対話をするしかありません。
アートは、恋人のようなものですから。
心に響くアートに出逢った幸運
癒されたり、勇気をもらたり、明るい気持ちになれたり、
ただただ、その美しさに見惚れられることは幸せです。
最後に私の思う、出逢い方の秘訣を添えるなら、
アートを見にいくのではなく、本気で買うつもりで探すこと。
つくられたアーティストさんと話したり、ギャラリーのひとと話したりすると、思わぬ作品の深さまで辿り着くことがあります。
本気モードというスイッチはいい出逢いに繋がる。
そんなふうに感じています。
ここまで読んでくださったあなたに、素敵なアートとの出逢いがありますように。
<条件>を6つの動機については、もっと詳しくnoteの有料記事で書いています。
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