50代からのインテリア もうシンプルだけで選べない?


 

先日、通りかかったアパレルショップに入って

「服を選ぶポイントが変わったなぁ」と思う自分がいました。

 

 

 

若い頃は、
見た目で惹かれることが多かったように思いますが

 

 

年齢を重ねるにつれ、
軽いこと、肌触りがいいこと、温かいこと。
“着たときの感覚”が、大事になってきています。

 

 

 

シンプルなだけだと、寂しくなってしまう。

 

 

 

今もデザインは大事だけど、

機能や素材の質がベースにあってこそ。

 

 

 

デザインだけで買っても

機能だけで買っても

結局着ない気がするんですよね。

 

 

 

 

インテリアも同じ。

 

 

 

 

若い頃に考えていた優先順位と、
ミドル世代になってからの優先順位。

 

 

 

変えたつもりがなくても自然と変わってきています。

 

 

 

 

体力が少し落ちたり、
目が見えづらくなったりしていても

 

 

・とにかく楽なように
・とにかく安心なように
・とにかく機能的に

と、

 目の前の現実だけに目を向け過ぎると満たされないし

 

 

 

 

見た目も

 

・無難だから
・失敗しなさそうだから

といった理由でシンプルなものばかりを選んでも

形や数があっても

 

<つまらない>

 

 

 

歳を重ねた分、経験上いいものも知っているから

 

「これいいなぁ!」と心躍るものは質がいい。

 


五感はむしろ敏感になっていっているのだから仕方がない。

 

 

 

 

「心地いい」と「心踊る」、両方欲しい歳になったよう。

 

 

 

 

 

 

日本には「用の美」という言葉があります。 

 

 

とことん使いやすさを追求した形は、
結果として、美しさを伴う、ということ。

 

 

 

 

 

 

 

北欧デザインが長く愛される理由も通じるものがあります。

 

 

 

 

先日、日本屈指の北欧家具コレクターである
織田憲嗣先生の講演会に参加してきました。

 

(なんと!私物で、椅子をはじめとする北欧デザインの品を1400点も所有されているそうです。)

 

 

 

 

その中で印象的だったのが、


「世界の多くのデザインはデザイナーが生み出すけれど、
北欧の名作家具の多くは、家具職人(マイスター)が生んでいる」
というお話。

 

 

 

デザインのためのデザインと、
家具職人が機能美を追求して生み出すデザイン。

 

 

 

後者は一見すると地味かもしれません。

 

 


でも、

フィット感や絶妙なシナリ、といった使い心地、

 

表からは見えないところまでのこだわりと美しさ

 

使うほどに味わいが増して、

じわじわと心を満たしてくれる個性があるものが多いです。

 

 

 

そういったものは

お値段もいいので、あれもこれも買えないけれど

 

 

 

ひとつでいいので、
「これは本当に美しい」と感じるもの、


あるいは、

「心が踊る」自分らしい個性を感じるものを探すことから始めてみるのもいい方法。

 

 

 

 

 
あれもこれも整えようとして

途中で辞めてしまったり、

中途半端なものを揃えるよりもずっといい。

 

 

 

 

 

それが、大人のインテリアの楽しみ方なのだと思います。

 

 

 

 

 

まずは、
気になる品をひとつ、見つけること、から。

 

 

 

何を探そうか迷ったら、

用の美を兼ね備えた椅子や照明器具がおすすめです。

 

 

 

ひとつでもインテリアの質をぐんと押し上げてくれるアイテムだから。

 

 

 

 

住まいの見直しをじっくり考えていく

種になるものがあると、

全体のまとまりが良くなることに繋がっていきます。

 

 

 

 

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