「親が、今の自分と同じ年齢だった頃、
どんな家で、どんな気持ちで暮らしていたんだろう」
そんなことを考えること、ありませんか。
私は先日、母の誕生日のお祝いにいって
そんなことを思っていました。
母が今の自分の歳だった頃の
実家の空気感や、当時あったモノ、
そこで過ごしていた時間はどんなだったか。
あの頃の母は、
自分の人生の後半をどんなふうに思い描いていたのか。
時代も価値観も違います。
親と同じようにはならないし、
同じ生き方を選ぶ必要もない。
それでも、
ここまで生きてみて初めて、
「家」と「生き方」が
思っていた以上に結びついていることに気づかされ
昔はそんなこと思ってもいなかったな。と思い出します。
親との関係性は、人それぞれ。
近い人もいれば、距離のある人もいる。
感じ方や置かれている状況も、本当にさまざまだと思います。
何かを結論づける話ではないけれど
ただ、人生の前半と後半では、
頑張り方や、支えになるものが少しずつ変わっていく。
その変化の中で、「家」というのは
生き方に影響している、
いや、
互いに影響を与え合っているように感じるのです。
若い頃は、多少の不便も気合で乗り切れた。
多少の違和感も、後回しにできた。
でも、年齢を重ねるほどに、
日々を支えている「環境」の影響は大きい
と実感する場面が増えてきて
いつのまにか、環境に合わせて毎日を過ごしている。
だんだん、見えづらくなってきたり
面倒になったり
動きがゆっくりになっていく
親は身近でそれを見せてくれているように思う。
動きやすさ、
気力が落ちないこと、
寒さや暑さなどの快適さもだ。
インテリアは、
誰かに見せるための贅沢ではなく、
人生後半の生き方を静かに支える土台のようなもの。
「自分はこれから、どんな家で、
どんなふうに生きていきたいんだろう」
そんな問いを、あたらめて持ってみる。
そして、もし、家を見直す機会が近いなら
それは絶好の機会だし、
家を通して人生後半の作戦会議をするのもいい。
