年末年始は、親戚や友人知人の家、ホテルや旅館、少し背伸びをしたレストランなど、いつもと違う場所で過ごす機会がありましたか。
そんな場所で
「素敵だなぁ」
「あぁ、なんとも居心地がいい」
「これ、我が家にも欲しい」
そう感じた瞬間があったのでは、と思います。
普段「家をもう少し何とかしたいな」と思っていても、
毎日の暮らしについ流されてしまい
いつのまにか薄れてしまっていた意欲。
それが再燃し
希望がわく楽しい気持ちになれたなら
あなたにとって、空間が気持ちを変える力があるということ。
でも、いざ「よし、取り入れてみよう!」と思った途端、
具体的にどうすればいいのか分からなくなり、手が止まってしまう。
それもよくありますよね。
今日はせっかく上がった意欲を繋げるだけでなく、
我が家にフィットした取り入れ方を知るコツをお届けしようと思います。
手が止まる理由は大きく2つあります。
ひとつは、
「いいな」と思ったポイントが、実はその空間ベースとなる条件に支えられている場合。
床や壁の色や素材 、部屋の広さや天井の高さ 、空間の形や光の入り方などがいい感じに見せている場合です。
こうした“ベース”が異なると、
一部分だけを真似してもなかなか同じようには感じられません。
また、家具や照明、カーテンなど 単品で
「これは素敵〜!」と印象に残ることもありますよね。
でも、それをそのまま自宅に持ってきても、なぜか素敵にならなかった。
それは周囲とのバランス、
(色や素材やレイアウトなど様々考えられますが)
組み合わせも素敵な雰囲気を醸し出していた要因だったと考えられます。
これがふたつ目の理由です。
料理にたとえるなら、
同じ食材をひとつ使っても、
他のものとの組み合わせ、お皿や、盛り付けが異なると印象が変わってしまうのと似ています。
だからといって、
「やっぱり我が家には無理か…」
と、ガッカリするのは早いです。
そのまま取り入れても上手くいかない。
だとすると、
取り入れる前にするといいのは
何が良かったのかを、少しだけ抽象化すること。
・雰囲気がどう心地よかったのか
・動線がどう楽だったのか
・なぜ落ち着いたのか、なぜワクワクしたのか
落ち着いて考えてみると、
まったく同じにしなくても、
「良かった本質」を自宅に取り入れるヒントが見えてきます。
抽象化する一番簡単な方法は
感じたことを書くこと。
言葉にすると、自然と抽象化が進みます。
きれいな文章でなくて大丈夫。
頭の中に浮かんだ言葉をそのまま出す作業をすることで、客観視ができ
友人と話しているように
「なぜ?」「どんなところが?」と聞きたくなってきます。
そうして自問を何度か繰り返していくうち「良かった本質」が明確になってくるのです。
たとえば、
ぼんやりと好印象だったことを言葉にしてみるとしましょう。
「あのレストラン、落ち着いていてよかったなぁ」
→落ち着いて感じたのは、どこがポイントだったと思う?
→家具もよかったし、窓周りの設えも素敵だったぁ
→どんなのだったっけ?
→派手さはなかったけれど、統一感があって、落ち着いたなぁ。
→明るさがちょうど良くて
….続く…
といったふうに
気の合う友人の話を聞くように自問自答していきます。
この場合、
今、私は「落ち着き」を求めているんだな。ということにも気づけるだけでも自分の変化を感じることができるはずです。
きっと、10年前、20年前は求めていたことが違っていたでしょう。
こうして、ぼんやりとしていたことを徐々にクリアにしていくと、
「いまの自分の心地よさの本質」を捉えやすくなります。
分かってきたことが、
今すぐできることでなかったり
部分的な模様替えでは難しそうだと感じても、
それはそれで大きな気づき。
将来のリノベーションやリフォームのための立派な“エッセンス”になります。
こうした感覚は、すぐ忘れてしまいますから
記憶が新しいうちに今すぐ、残しておきましょ。
この“いいな”のストックが、自分自身を知ることにも繋がります。
もし、自分ひとりでは上手くいかないなぁ。
効率が上がる壁打ち相手が欲しい!と思われたら、ご相談ください。
