開放感が気持ちがいいマンションフルリノベ(京都市・E様邸)


「インテリアコーディネートを頼みたい」とご依頼いただいた時、

その部屋にはまだ売主さんがお住まいでした。

 

物件を購入されたところでリノベーションをして住まわれたいとのことで、まずは現場調査に伺うと、なんと眺めが良く陽当たりが気持ちがいいマンション。大きなベランダもありました。

 

開放的になるようフルリノベをされたいとのことで、取れる壁は全て取り、間取りから考えて行くことに。

 

 

どのように暮らしていかれたいか、沢山お話しを伺いました。

 

 

ご夫婦で音楽がお好きでギター片手に歌ったり、時には音楽に合わせて踊ったりもされているそうで、リビングは家具を置かないスペースをご希望でした。

 

またご友人たちがしばしば遊びに来られること、

大人の学び直しをするのに落ち着いて集中できる書斎、

なるべくものが外に出ないようにとのことで収納もスマートに。

 

 

雰囲気は、落ち着ついた中にも温かみがあって、夜は照明を落としてリラックスした雰囲気で過ごしたいとのことでした。

 

それらの事柄をひとつひとつ、形にしていったのですが、

条件とイメージを掛け合わせると自ずと決まってくるものもありますし、

時には全体のバランスを崩しそうなものをご希望の場合は合わないことを申し上げることもあるのですが、

 

ご提案する時にはなるべく「どちらを選んでいただいても大丈夫」そんな選択肢をご用意するようにしました。

どう選ぶと、どうなるかという考え方も添えて。

 

 

それは「これから住まわれる方が決めていただくのが一番幸せな家になる。」と考えているから。

 

 

暮らしていくと、日々の中で小物を足されていき、季節の模様替えで雰囲気を変えたいと思う時も出てきます。

そうした時にもマッチしやすい土台を作る、それがばんばの役どころだと思っています。

 

 

今回の色彩計画はグレージュ×ウォールナット。

全体のコントラストは付け過ぎず、大人の優しさと落ち着きを感じさせながらもビリッと黒で引き締めています。

 

 

色は設備カラーや床など、スペックと使い勝手を考慮すると選択肢が少なくなってくるので選ぶ順番が肝心です。

 

 

E様にもたくさんのことをご選択いただきましたが、

その度に楽しくお打ち合わせさせていただき、出来上がることにワクワクとしていただいていたことが印象的でした。

 

 

照明については専門的なことも多いのですが、

間接照明を中心に光のグラデーションが美しく放たれるよう、造作寸法指示や照明器具選びをさせていただいたり、予め飾られたいアートや掛け軸をいくつかお持ちでしたので、それらが映えるように配線の位置や照明器具の種類を選定したりと、バランスをとっています。

 

 

写真だけではなかなか分かりませんが、雰囲気だけではなく手元がしっかり見えることも大切に計画しています。

 

 

壁や天井に取り付ける照明の配線が決まる前にフロア照明/スタンド照明/ペンダント照明器具などの後置の照明器具も決めています。

 

 

そうすることで、ベース照明をよりシンプルに美しく、必要に応じて手元も明るいトータルバランスが取れたプランになりました。

気候の良い時は夜をベランダで過ごされるとのこと、ベランダもリビングに一部として感じられるような照明も設置しています。

 

 

ちなみに、ミドル世代のお施主様でしたので、だんだんと目の老化が進むことにも考慮した明るさや調光、

点灯していても消していてもインテリアアクセントになるものを採用いただいています。

 

 

 

早めにご相談いただいたことで、間仕切り壁の位置や配線、レイアウト、収納の奥行きなどちょっとしたことも設計士さんとご相談しながら微調整することができ、写真からは感じ取れないことも多いですが、使い勝手はより無駄がなく、見た目はよりスッキリとした仕上がりになっています。