Coming soon!
旅先の部屋で、
ふっと力が抜ける瞬間ってないですか。
部屋に入って、荷物を置いて、
ベッドやソファに腰を下ろしたとき。
寝る前の静かな一瞬。
静かで、 光がやわらかくて、
なんだか呼吸が深くなるような感じ。
気を張らずに過ごせそうな空気感や
素敵だなぁと思う設えを見たとき。
宿選びをするときも
若い時と少し違う視点で探しているように思います。
どんなところに泊まりたいかが
旅の中の宿のウェイトが大きくなってきている。
そこで思うのは
「旅は非日常、家は日常。」と切り離なしてしまうのは、ちょっともったいないということ。
部屋でどんな気分で過ごせたか
そこで感じた感覚は、住まいづくりのヒントになることがたくさん。
立地や景色、建築構造の特徴など、マネできない要素もあるとしても、
たとえば 、
・整った部屋で寝る心地よさ
・時間の流れがゆるやかに感じられたこと。
・朝、起きた時の気持ちがいい感覚
そういった心地いい体感を、もう1段階具体的に掘り下げてみる。
・カーペットの柔らかな踏み心地からくる安心感。
・点在する照明の中で過ごすゆったりとした心地よさ。
・部屋全体の色の組み合わせ方やトーン。
緊張がほどける理由がちゃんとあります。
強く主張してくるわけではないのに、 なぜか落ち着く。疲れない。
そこには静かにインテリアの力が働いています。
リノベーションなど家やインテリアの見直しを考え始めると、
動線や収納、設備の機能など、現実的な使い勝手に意識が向くのは自然なことだし、それはとても大切な視点。
そのうえで、
一日のどこかに
部屋のお気に入りの場所で
ゆったりと過ごす時間のための景色を用意してあげる。
日常にそれを取り入れる意識して、仕組みつくっておくことで、暮らしの満足感は大きく変わっていきます。
旅先で感じた落ち着きは、
特別な空間だから生まれたんだ。と終わらせないで、
自分の感覚にどのようにフィットしていたんだろう。
と思い返してみたり、
これからする旅もそういった視点でみてみると、いままで気づかなかったことに気づけ、好循環が生まれます。
意外と小さなことで、すぐできることもあるんですよね。
50代からの住まいは
何かと「これからに備えておきたい」の心理が働きがちだけど、
旅の記憶の心地よさを自分の家に重ねていく「自宅ホテル化計画」も織り交ぜていくと、楽しくなってきませんか。
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「小さなワークで変えていく
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リノベーションの相談を受けていると、
とてもよく聞く言葉があります。
それは
「いろいろ調べすぎて、
何がいいのか分からなくなってきました」
今は情報が本当にたくさんありますよね。
SNS、YouTube、施工事例、レビュー…。
少し探せば、いくらでも出てきます。
「こんなキッチンがあるんだ」
「こういう間取りもいいな」
新しい発見があって、
選択肢も広がります。
でも一方で、
情報が増えれば増えるほど迷ってしまう。
こっちも良さそう。
でも、あっちも素敵。
「これに決めて後悔しないかな」
そう考え始めると、
だんだん決められなくなってしまうんですよね。
リノベーションは
決めたら簡単には変えられませんし、
決して安くない買い物。
だからこそ
「ちゃんと考えたい」
「失敗したくない」
そう思うのは、とても自然なことだし、
その気持ち、とっても分かります。
調べていくうち
どんどん新しい世界が広がっていくのは面白い。
でも、
ふっと我に返って
どうすればいいんだか難しく感じてきたときは
いったん情報から少し離れて
「私はどんな暮らしがしたいんだろう」
に戻ってみる。
・一日の中で、どんな時間が好きか
・どんな空間だと、ほっとするか
・笑ってる自分を想像する
SNSを見ても出てこない自分の中にある答え。
ここが見えてくると、
必要なものと、必要でないものが見えてきます。
これ以上、足していくより、
自分に合うものが傍にあること。
ちょうどいい量。
そして、すこし微笑んじゃう質のものがいい。
50代からの家の見直しは
人生をシンプルにしていく作業。
結局、最後は自分と相談するしかないけれど
人生に数回しか選ばないものを決めるのに判断材料を集めたい気持ちも、よーくわかります。
それは納得して決めたい。その表れだと思うのです。
自分で決めないと、人生はシンプルになっていかない。
インテリアコーディネートの仕事を始めたときは、こんなこと思いもしませんでした。
でも今は、
どんな見た目で、どんな使い勝手のものにするのがいいか、色々とお話ししていると、
その先にある「在り方」にすーっと繋がっているなと感じます。
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10年前、20年前とは
家の中での明るさの感じ方が変わってきた気がする。
少し見えづらくなってきて、
明るいほうがいい。と思う時もあるけれど
以前より静かで落ち着いた、陰影ある空間に惹かれる。
明るさと、暗さ陰影の魅力、矛盾してるようだけど、
家を見直すなら、この両方、うまく照明を取り入れたいものだ。
ー明るいのも、暗いのも困る
老眼は、なってみないと分からないもので、
見えてるつもりが見えていないことにびっくりする。
文字も然り、
汚れや埃も然り。
見えないと明るくしたくなるけれど、明るすぎると疲れるし、
煌々と明るいなかに長くいると、寝つきが悪くなるのが顕著だ。
夕食後は明るさをおさえて
リラックスできる暗さで過ごすと調子が良い。
ここ数年、若い時より光の影響が体調に直結していると感じるのだけど、どんなふうに感じられますか。
ー照明で部屋は変わる
仕事で住宅のインテリア照明に長く関わっていると、
「明るいか、暗いか」だけではなく、
器具の機能や、光の位置で随分変わるものだと感じる。
明るさを調整できたり、
光の色を切り替えられるようにしておけると、
変化や状況に合わせて、暮らしを何倍も楽しめる。
できれば天井からの光だけではなく、
テーブルライトやフロアライト、
ペンダントライトなど、
高さの違う光をいくつか置いて
光の強さを調整してみると
部屋の感じが見違えるように変わって
家でも非日常感を気軽に味わえる。
これって部屋が素敵になるだけではなく
実はとっても実用的で
雰囲気を壊さずに
手元の明るさもちゃんと得ることができる方法。
若かりし頃、海外で味を占めて以来、
雰囲気と実用、どちらも手に入れることに感激して
試行錯誤を重ねてきた。
ー光は魔法
照明は大人のインテリアには欠かせない魔法。
気分を一瞬で変えてくれる。
香りのように。
白い光をパッとつければ、
「さぁ、やるぞ!」と脳が働きだしてくれる。
スッキリクリアに色が見えて
元気をくれる明るさ。
オレンジの光をぽっと灯せば、
あたたかい雰囲気に緊張が解けてゆるゆるする。
内省を促したり、
会話の密度をゆっくり濃くしてくれる落ち着いた暗さは
見た目だけじゃなくて心も満たしてくれる。
明るいだけはモッタイない。
明るい/暗いは、好き嫌いで選ぶのもモッタイない。
夜は暗いのを楽しめる時間なのだから。
照明は、これからの暮らしを何倍も豊かにしてくれる仕掛け。
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家がなんだか落ち着かないのは
必要なモノ、使えるモノばかりに囲まれているせいかもしれない。
生活に欠かせないモノ、
毎日をラクにしてくれて、時間を生んでくれるモノ
便利グッズ、機能的な道具
だけど、
それで得た時間も何某詰め込んでしまって、
結局、疲れるルーティンになっている気もする。
時間に追われる子育てが一段落し、だんだんと効率的で、簡単便利を求めなくなってきたら、詰め込みをやめて、時間を味わうのもいい。
眺めてるだけで幸せになるアートを部屋に飾ってみるのはどうだろう。
アートのある暮らし
話をする前にすこし自己紹介。
私は長らく住まいのインテリアをコーディネートする仕事をしてきました。
美大出身で作品製作をしていていた経験がありますが
就職後はアートと少し距離を置き、
実際に使えて役に立つ「商品」に携わってきました。
アートとデザイン、似ているようで違う世界。
しかし、頭の隅でアートの存在にずっと助けられてきたように感じます。
企業内でしていた仕事から独立したことをキッカケにアートの取り扱いやマーケットを勉強し、アートの購入のお手伝いや、空間とのバランスをみるサポートもするようになり、お声を聞いて、思うのです。
アートの知識の有無に関わらず
アートがある暮らしは日常の中でふと豊かさを感じさせてくれたり、
気持ちをいい状態にしてくれたり、寄り添って声をかけてくれたり、展覧会でみているのは断片だと気付かせてくれます。
-作品を探すことは、恋人探しに少し似ている?
はじめてのアート探し。
「家にアートを飾ってはみたいけれど、敷居が高いし、どんなアートを選べばいいのかも分からない。」
とよく耳にしますが、
分からなくても全然いいし、
いや、わからないからこそ
面白がって踏み入れてみる楽しみがあるというもの。
私の場合は、分かる分からないは横に置いて、じぶんから目線で感じてみるようにしています。
いいな、好きだなと思う作品には
自分の大切にしていることや好きなことが映し出されていますから、
もし「私って、何が好きなんだろう。」と分からなくなっているとしたら(アートそのもののことじゃなく、生き方とかも)アートに触れることで見えてくるものがあるといえます。
ひとくちにアートといっても
様々な作品があって、それはそれは星の数ほど存在します。
そんな中で、飾りたい作品を探すことは、恋人探しに少し似ている。私はよく、そんなふうに思います。
探したからといって逢えるとは限らないし
探していなくても、出逢ってしまう時もある。
だからといって、何もせずに待っていては、いつ逢えるかわからないので、
ギャラリーやアートイベントなどに足を運んでみて、
自分の好みの傾向やプライス感など、少しの間、感覚を育ていくのがおすすめです。
探しながら、いざ出逢ったときに迷わず買えるように。
買って後悔しないために。
心が震える出逢いは、唐突にあったりするので直感的に好きだと思っても
プライスの相場感や出せる予算が掴めてなくて決められなかったり、
あれこれ迷っているうちに他の人が買われてしまう。というのはよくある話。
という私も、
気になる作品を頭の中で保留していて
いざ決意した時にはもう売れてしまっていて後悔したことがあります。
商品なら注文すれば大抵手に入りますが
アートはそうもいかないのでタイミングというご縁があり
ピンときた時、決める。が鍵。
そして、ご縁あって家に迎えることができたなら、思わぬ楽しみが待っています。
それは、朝夕移ろう光で変わる見え方だったり
自分の調子によって違うふうに語りかけてくれることだったり
美術館やギャラリーで見るのとは違う異次元の楽しみ。
アートを探すときのポイントを挙げるなら
大きく分けて、視点は2つ。
・条件で選ぶ
・直感で選ぶ
<条件>を6つの動機であげると
・部屋にアクセントカラーが欲しい
・ぽっかり空いた壁が寂しい
・好きを飾りたい
・好きな作風・手法がある
・季節感を演出したい
・プライス
<直感>
これはもう理由なんてなくていいですね。
出逢った瞬間に先に書いたようなことがスッ飛び
「うぁ〜〜好き!欲しい!」と思う作品に出逢えたら、それはもう運命。
・キュンキュンした
・じわ〜〜っときた
・突き動かされるような衝撃
・大切にしている初心に戻れる
・あのシーンが思い出される
・勇気が湧いてくる
・自分の信念と重なる
言葉にできても、できなくても「出逢ってしまった。」と思ったら、あなたにとってプライスレスな作品。
買うか、買わないか。市場価値は置いておいて、自分との対話をするしかありません。
アートは、恋人のようなものですから。
心に響くアートに出逢った幸運
癒されたり、勇気をもらたり、明るい気持ちになれたり、
ただただ、その美しさに見惚れられることは幸せです。
最後に私の思う、出逢い方の秘訣を添えるなら、
アートを見にいくのではなく、本気で買うつもりで探すこと。
つくられたアーティストさんと話したり、ギャラリーのひとと話したりすると、思わぬ作品の深さまで辿り着くことがあります。
本気モードというスイッチはいい出逢いに繋がる。
そんなふうに感じています。
ここまで読んでくださったあなたに、素敵なアートとの出逢いがありますように。
<条件>を6つの動機については、もっと詳しくnoteの有料記事で書いています。
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最近「人生の転換期と、家を見直したいと思う時期は重なる」
というフレーズを耳にして
「ほんとうに、そうだなぁ」と頷きました。
猫の手も借りたい子育て幼少期は、
忙しさを助けてくれる“仕組み”が何よりありがたかった。
子どもが自分のことをでき始めると
家の中はまた別の課題が浮上し
リモートでの仕事をし始めると
ワークスペースの確保や
仕事とオフとのメリハリできる工夫をしたい….といった話にもなる。
ほかにも
趣味を充実させたい
ウエルカムな家にしたい…など
状況も気持ちも変化していくと、求める住環境も変わる。
とはいえ、
リフォームはそうそうできないので
その時々に工夫を重ね、
行き着いた今の理想があって
この辺で、ひと区切りして
「リフォーム?リノベ?引越し?できたなら。」
と浮かぶのは
人生の転換期なのかも。
仮にリフォームやリノベ、引越しをするとして
一体、何から取り組めば失敗しない?と聞かれたら、
迷わず、コンセプトづくりだと答えます。
よく「家の片付けは、人生の片付け」と言われますが、
それは収納だけの話ではありません。
色や素材の選びも、
家具の配置も、間取りも、
どんな光で時間を過ごすかも同じ。
その先には
なりたい自分の姿がつながっている。
たとえ無意識だとしても。
若いころは、
かっこよくてメリハリのある部屋に憧れていたのに
今は
「癒される部屋がいい」と思うようになったとしたら
それは単に好みが変わったというより
時間の使い方がゆっくりしてきたことや
物事の受け取り方が柔らかくなっきたこと
心や体、脳が求めるものが変わってきたからかもしれません。
暮らしの理想形が以前とは変わってきているなら
どんなふうに変わったのかを考える下準備が
失敗しないための大切な一歩になります。
「心地よくしたい」と思うのは、みんな同じ。
しかし
どんなのが心地いいのか深掘りをしていくと
同じ心地いいはいないのです。
ゆったりとできる雰囲気なのか、
個性が光る楽しい雰囲気なのか。
自然の中にいるような気持ちよさなのか、
すっきりと洗練された心地よさなのか。
ひとことでは言い表せなくても
「自分がどんな心地よさを求めているか」考えてみる、
それだけでも変わります。
どうしようか判断に迷った時
たとえば 、
家具配置をどうしようか
内装仕上げはどんな色にしようか
どんな素材を選ぼうか
照明器具はどんなデザイン?どんな高さに?明るさは?など
判断しなければならない時
「自分にとっての心地よさ」が明確なら
それに添った判断をすれば自然と方向性がまとまります。
判断軸をぶれさせないことが
「なぜこれを選んでしまったんだろう?」をなくします。
とはいえ、
なかなかニュアンスをスッと言葉にできる方は、ほとんどいません。
スッキリ、ナチュラルといった言葉からでもいい。
例えば、
どんな時にスッキリ感じられたら気持ちがいい?
私のナチュラルの定義とは?
といったふうに。
もう少し具体的に深掘って
今の自分にとって、どうであることが心地いいのか
一旦、周りの条件は外して
思いつくままに出し尽くしてみる下準備
やってみませんか。
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先日、通りかかったアパレルショップに入って
「服を選ぶポイントが変わったなぁ」と思う自分がいました。
若い頃は、
見た目で惹かれることが多かったように思いますが
年齢を重ねるにつれ、
軽いこと、肌触りがいいこと、温かいこと。
“着たときの感覚”が、大事になってきています。
シンプルなだけだと、寂しくなってしまう。
今もデザインは大事だけど、
機能や素材の質がベースにあってこそ。
デザインだけで買っても
機能だけで買っても
結局着ない気がするんですよね。
インテリアも同じ。
若い頃に考えていた優先順位と、
ミドル世代になってからの優先順位。
変えたつもりがなくても自然と変わってきています。
体力が少し落ちたり、
目が見えづらくなったりしていても
・とにかく楽なように
・とにかく安心なように
・とにかく機能的に
と、
目の前の現実だけに目を向け過ぎると満たされないし
見た目も
・無難だから
・失敗しなさそうだから
といった理由でシンプルなものばかりを選んでも
形や数があっても
<つまらない>
歳を重ねた分、経験上いいものも知っているから
「これいいなぁ!」と心躍るものは質がいい。
五感はむしろ敏感になっていっているのだから仕方がない。
「心地いい」と「心踊る」、両方欲しい歳になったよう。
日本には「用の美」という言葉があります。
とことん使いやすさを追求した形は、
結果として、美しさを伴う、ということ。
北欧デザインが長く愛される理由も通じるものがあります。
先日、日本屈指の北欧家具コレクターである
織田憲嗣先生の講演会に参加してきました。
(なんと!私物で、椅子をはじめとする北欧デザインの品を1400点も所有されているそうです。)
その中で印象的だったのが、
「世界の多くのデザインはデザイナーが生み出すけれど、
北欧の名作家具の多くは、家具職人(マイスター)が生んでいる」
というお話。
デザインのためのデザインと、
家具職人が機能美を追求して生み出すデザイン。
後者は一見すると地味かもしれません。
でも、
フィット感や絶妙なシナリ、といった使い心地、
表からは見えないところまでのこだわりと美しさ
使うほどに味わいが増して、
じわじわと心を満たしてくれる個性があるものが多いです。
そういったものは
お値段もいいので、あれもこれも買えないけれど
ひとつでいいので、
「これは本当に美しい」と感じるもの、
あるいは、
「心が踊る」自分らしい個性を感じるものを探すことから始めてみるのもいい方法。
あれもこれも整えようとして
途中で辞めてしまったり、
中途半端なものを揃えるよりもずっといい。
それが、大人のインテリアの楽しみ方なのだと思います。
まずは、
気になる品をひとつ、見つけること、から。
何を探そうか迷ったら、
用の美を兼ね備えた椅子や照明器具がおすすめです。
ひとつでもインテリアの質をぐんと押し上げてくれるアイテムだから。
住まいの見直しをじっくり考えていく
種になるものがあると、
全体のまとまりが良くなることに繋がっていきます。
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もう2月ですね。
年始に決めた日々の過ごし方や、考え方、仕事の目標、習慣化…
気持ち鮮度が落ちつつある時期ではないかと思います。
今年、家のことで浮かんでいたことはありましたか。
リノベしたい
リフォームしたい
片付けたい
〇〇を整えたい…
やろう!やりたい!
いうのは簡単。
取り掛かればいいとは分かっているけど
しなくても暮らせてる現実があるわけで、
どこで切り替えて
動き出すかのかが鍵。
私たちミドル世代の動き出しに時間がかかるのは
お尻に火がつく理由がないから
というのがあると思います。
以前なら
子どもの入学、入園の区切りや
仕事の都合で
ここまでには。という区切りがあったと思いますが
そこに縛られなくなると、
水漏れや給湯器の不調、といった差し迫った故障や
いよいよ困った状況になるまで後回しにしてしまう場合が多いです。
という、私自身も昨年まで
ずっと浴室リフォームしたい。と頭の片隅で思いながら
そのままお風呂を使い続けていました。
ふつうに使えますし
タイルのレトロな感じが気に入っていたのもあって
小さな欠け程度のタイルの割れがあるのを見ないようにしていました。
でも、よく目入る箇所だったので
見るたびに、なんともいえない侘しさを感じていたのです。
家族にそれを言っても
さほど気にしていない様子でした。
(そういった、自分しか気にしていないらしい、けど、気になる箇所が家の所々に出てきていませんか。そこに大きなお金をかけるのに躊躇する気持ちもわかります。)
しかし、
ようやく昨年リフォームを実現し
今はスッキリした気分で気持ちよく風呂に入れています。
後回しにし続けていたのに、なぜ踏み出せたか。というと、
年始の「やりたいことリスト」がキッカケでした。
ここ数年、
常連項目で上がっている浴室リフォームのことを見て
自分にツッコミを入れたのです。
「いつ、やるの?」
自問自答して返ってきた答えは
「待っていても、動かないと勝手に変わらないよねぇ…」
うちのお風呂は、
柱型があるため在来工法のタイル貼りで
しかも2階設置。
長年インテリアコーディネートを生業にしているので
技術的にも手間もかかるのは予測できたので
余計に後回しにしていたのもありました。
(言い訳です笑)
でも、
「もうお風呂での侘しい気持ちになりたくない!」
そう思って、
いつもお客様にお話しを聞くように
自分にヒヤリングをし始めました。
・理想はどうしたい?
・懸念点は何?
・こだわりポイントは?
と、まずは書き出し。
・理想のプランは果たして実現可能なのか
・どこに頼むか
・いくらかかるか
こればっかりは
ひとつひとつ具体的にクリアにしていくしかありません。
自分の中で答えが『出る』ことと
自分の中で答えが『出ない』ことに分け、
自分の中で答えが出ることをまず整理。
その上で、
答えが出ないことは、
調べたり、メーカーや業者さんに問い合わせをして
答えに辿り着くまで進めていったのです。
動き出すと、色々出てきます。
うちの会社では出来ないです。と断られたり、
その商品は昨年なくなってしまいました。とか、
びっくりするような高い見積もりが来たりもありました。
そうしているうちに
だんだんと可能な範ちゅうや選択肢が絞れていき、
デザインと機能と予算とのバランスをとって
大まかなプランを決めることができました。
ここまできたら、決断していくのみです。
相性のいい業者さんを決め
詳細プランを詰めて
金額に納得できたら発注!
自分が注文する側になると、
ドキドキするものだなぁという感覚も味わえ
周りに助けられながら
我が家の場合のベターな答えに辿り着きました。
こういった、工事をしなければ叶えられないことは
自分ではできないですから
周りの力を借りるしかありません。
言い換えれば、
どうしたいかの軸を握り、伝えることさえできれば
専門的なことはメーカーや専門の業社さんが考えてくださるので
あとは決断するのみで進んでいけるもの。
自分にフィットした生活の質(QOL:Quality of Life)を上げられるのは
やっぱり自分なのです。
どうしたいかの軸を握らずに
業者さんに委ねてしまうと
自分の心地よさや使い勝手とズレていきかねません。
なんでもいいと思えるなら別なのですが。
生活の質を上げる土台は「どうしたいかの軸」が源泉。
そこには専門知識は要らなくて、
湧き出てくることを自分の言葉で出してみることからでいい。
その言葉を目で見ていくと不思議なことに整理されてくるので、
騙されたと思って、一度トライしてみてもらえればと思います。
プロの立場からすると、
そういった自分なりの価値観や好み、イメージを持って相談くださる方には
スピーディにより的確なアイデアを具体的に出しやすいとも言えます。
ぜひプロの力をうまく借りることができる方を増やしたい
そう思ってこれを書いています。
とはいえ、
それが、なかなか難しいという声もよく聞きます。
もしそういった場合は
漠然とした思考の整理からもお手伝いしています。
このコラムは
毎週メール配信している「インテリア通信」を抜粋したものです。
ご興味のある方は無料ですのでぜひご登録ください。
「インテリア通信」には
毎週取り組めるインテリア・プチ・ワークや
タイムリーな募集などを添えてお送りしています。
突然ですが
「あー、ちゃんと考えていれば!」
と後悔したことは、ありますか。
私は先日、買い物から帰って
わさびを切らしていたことに気づきました。
また出かけるのは面倒だと思ったのですが、
ワサビなしでお刺身を食べるのも嫌だし
仕方なく、コンビニに買いに行きました。
「お刺身を買うときに気づいていれば!」
食べるシーンまで想像していれば
「そうそう!切らしてたんだ」と思い出せたはず。
しかし選んでいる時は
お刺身のことしか、意識がいってなかったわけです。
インテリアも同じようなことが言えます。
ラグが欲しい
テーブルが欲しい
収納が欲しい
欲しいものを探す時というのは
そのものだけに注目しがち。
コレとアレは何が違うのか、
仕様や価格などを見ていくことで
どんどん詳しくなれます。
そして、いくつかと比較して
吟味して気に入って買ったのにも関わらず
家に置くと、店で見たほどよく見えない。
ネットで見た感じと違う。という現象が起こる。なぜ?
これは視野が狭くなることでおきてしまうことなのです。
では、
いったい何が見えていなかったのか、
逆に言えば
何をちゃんと考えたり見たりすれば
良かったのでしょうか。
大きく2つ考えられます。
それは
・周りとのデザインバランス
・シーンイメージ
一つ目の
【周りとのデザインバランス】からお話しましょう。
色や形は、対比と言って
全体のバランスで、見え方が変わってきます。
これは服をイメージすると分かりやすいかもしれません。
たとえば
1枚の白いシャツ。
カタチが好みで、着心地もよくてお気に入りの一枚。
デニムと合わせるのと
フェミニンな白いスカートと合わせるのでは
全く違った印象に見せることができそうです。
インテリアも似ていて
隣り合うものや周り(空間)とのバランスで変わります。
自宅に置いたら、
同じものなのに
お店での印象と違って感じるのは
自宅の床壁天井や、周りの家具との相性、
空間が持つ特徴の違いのせいなのです。
2つ目の
【シーンイメージ】は
「モノ」として良いモノであっても、
「私の暮らし方」にとって良いモノかどうか。
スペックがいくら良くて高級品でも
理想の暮らし方や使い方に合わなければどうでしょうか。
それが我が家にとってどうなのかは
自分で暮らしのシーンを浮かべてみるしかありません。
大きなキッチンが憧れであっても
これからの暮らしに大きさが活きてくるシーンが想像できないのであれば
その分の空間や費用を
別の形で素敵にすることに回した方がいいでしょう。
こうしたふうに欲しいものだけみるのではなく、
その周りのことも含めて大きくイメージして考えることで
「うちには合わない」と気づくことができ、
後悔を減らせます。
インテリアはそう変えられないからこそ
家具にしても、照明にしても、床や壁にしても
商品そのモノの良し悪しも大切なのですが
多方面から大きく見て判断することも必要になってきます。
焦点を近くにしたり、遠くにしたりして
見てみるときっと気づけると思います。
これを読んでくださったことで
より自分にフィットしたインテリア選びができますように。
もしも自分視点だけでは自信がないと思われたら
単発でインテリア相談もお受けしていますので下記ボタンからどうぞ。
ご自身だけでは見えづらい角度から
インテリア選び方、判断の仕方のヒントをお渡しできます。
「親が、今の自分と同じ年齢だった頃、
どんな家で、どんな気持ちで暮らしていたんだろう」
そんなことを考えること、ありませんか。
私は先日、母の誕生日のお祝いにいって
そんなことを思っていました。
母が今の自分の歳だった頃の
実家の空気感や、当時あったモノ、
そこで過ごしていた時間はどんなだったか。
あの頃の母は、
自分の人生の後半をどんなふうに思い描いていたのか。
時代も価値観も違います。
親と同じようにはならないし、
同じ生き方を選ぶ必要もない。
それでも、
ここまで生きてみて初めて、
「家」と「生き方」が
思っていた以上に結びついていることに気づかされ
昔はそんなこと思ってもいなかったな。と思い出します。
親との関係性は、人それぞれ。
近い人もいれば、距離のある人もいる。
感じ方や置かれている状況も、本当にさまざまだと思います。
何かを結論づける話ではないけれど
ただ、人生の前半と後半では、
頑張り方や、支えになるものが少しずつ変わっていく。
その変化の中で、「家」というのは
生き方に影響している、
いや、
互いに影響を与え合っているように感じるのです。
若い頃は、多少の不便も気合で乗り切れた。
多少の違和感も、後回しにできた。
でも、年齢を重ねるほどに、
日々を支えている「環境」の影響は大きい
と実感する場面が増えてきて
いつのまにか、環境に合わせて毎日を過ごしている。
だんだん、見えづらくなってきたり
面倒になったり
動きがゆっくりになっていく
親は身近でそれを見せてくれているように思う。
動きやすさ、
気力が落ちないこと、
寒さや暑さなどの快適さもだ。
インテリアは、
誰かに見せるための贅沢ではなく、
人生後半の生き方を静かに支える土台のようなもの。
「自分はこれから、どんな家で、
どんなふうに生きていきたいんだろう」
そんな問いを、あたらめて持ってみる。
そして、もし、家を見直す機会が近いなら
それは絶好の機会だし、
家を通して人生後半の作戦会議をするのもいい。
年末年始は、親戚や友人知人の家、ホテルや旅館、少し背伸びをしたレストランなど、いつもと違う場所で過ごす機会がありましたか。
そんな場所で
「素敵だなぁ」
「あぁ、なんとも居心地がいい」
「これ、我が家にも欲しい」
そう感じた瞬間があったのでは、と思います。
普段「家をもう少し何とかしたいな」と思っていても、
毎日の暮らしについ流されてしまい
いつのまにか薄れてしまっていた意欲。
それが再燃し
希望がわく楽しい気持ちになれたなら
あなたにとって、空間が気持ちを変える力があるということ。
でも、いざ「よし、取り入れてみよう!」と思った途端、
具体的にどうすればいいのか分からなくなり、手が止まってしまう。
それもよくありますよね。
今日はせっかく上がった意欲を繋げるだけでなく、
我が家にフィットした取り入れ方を知るコツをお届けしようと思います。
手が止まる理由は大きく2つあります。
ひとつは、
「いいな」と思ったポイントが、実はその空間ベースとなる条件に支えられている場合。
床や壁の色や素材 、部屋の広さや天井の高さ 、空間の形や光の入り方などがいい感じに見せている場合です。
こうした“ベース”が異なると、
一部分だけを真似してもなかなか同じようには感じられません。
また、家具や照明、カーテンなど 単品で
「これは素敵〜!」と印象に残ることもありますよね。
でも、それをそのまま自宅に持ってきても、なぜか素敵にならなかった。
それは周囲とのバランス、
(色や素材やレイアウトなど様々考えられますが)
組み合わせも素敵な雰囲気を醸し出していた要因だったと考えられます。
これがふたつ目の理由です。
料理にたとえるなら、
同じ食材をひとつ使っても、
他のものとの組み合わせ、お皿や、盛り付けが異なると印象が変わってしまうのと似ています。
だからといって、
「やっぱり我が家には無理か…」
と、ガッカリするのは早いです。
そのまま取り入れても上手くいかない。
だとすると、
取り入れる前にするといいのは
何が良かったのかを、少しだけ抽象化すること。
・雰囲気がどう心地よかったのか
・動線がどう楽だったのか
・なぜ落ち着いたのか、なぜワクワクしたのか
落ち着いて考えてみると、
まったく同じにしなくても、
「良かった本質」を自宅に取り入れるヒントが見えてきます。
抽象化する一番簡単な方法は
感じたことを書くこと。
言葉にすると、自然と抽象化が進みます。
きれいな文章でなくて大丈夫。
頭の中に浮かんだ言葉をそのまま出す作業をすることで、客観視ができ
友人と話しているように
「なぜ?」「どんなところが?」と聞きたくなってきます。
そうして自問を何度か繰り返していくうち「良かった本質」が明確になってくるのです。
たとえば、
ぼんやりと好印象だったことを言葉にしてみるとしましょう。
「あのレストラン、落ち着いていてよかったなぁ」
→落ち着いて感じたのは、どこがポイントだったと思う?
→家具もよかったし、窓周りの設えも素敵だったぁ
→どんなのだったっけ?
→派手さはなかったけれど、統一感があって、落ち着いたなぁ。
→明るさがちょうど良くて
….続く…
といったふうに
気の合う友人の話を聞くように自問自答していきます。
この場合、
今、私は「落ち着き」を求めているんだな。ということにも気づけるだけでも自分の変化を感じることができるはずです。
きっと、10年前、20年前は求めていたことが違っていたでしょう。
こうして、ぼんやりとしていたことを徐々にクリアにしていくと、
「いまの自分の心地よさの本質」を捉えやすくなります。
分かってきたことが、
今すぐできることでなかったり
部分的な模様替えでは難しそうだと感じても、
それはそれで大きな気づき。
将来のリノベーションやリフォームのための立派な“エッセンス”になります。
こうした感覚は、すぐ忘れてしまいますから
記憶が新しいうちに今すぐ、残しておきましょ。
この“いいな”のストックが、自分自身を知ることにも繋がります。
もし、自分ひとりでは上手くいかないなぁ。
効率が上がる壁打ち相手が欲しい!と思われたら、ご相談ください。